ハウルの動く城
2004年 11月 26日
わたしは映画をひとりで見るのが好きだし、
ひとりでお酒を飲むのもすきで、ひとりごとはすごいするし、
だから煙草もなかなかやめられないのだけれども、
それを「寂しいね」といわれると「そうでもないよ、好きでやってるから」と答える。
事実そうだ、だけどいつも寂しくてたまらないのだ。
寂しさはどうすることもできない、
だから自分自身と居たくなってしまうのかもしれない。
押し込めるのは哀しい、いつも宮崎駿の作品を見ると、そんなことを考える。
そういうわけで「ハウルの動く城」をみてきた。
わたしたちは、いつも刺激が必要なわけではないし、刺激がないからつまらないなんてことはない。
ドラえもんの日本誕生を見たときも感じたけど、
前作までは、どかんの上で夏休みは海か、山か、じゃぁ山も海も一緒に楽しんじゃおう、とかそういういう大冒険のきっかけから一転、
冒頭からのびたのママは環境問題に取り組むし、それぞれキャラクターが現代に対して疑問をもち、よりよい環境ってなんなんだろう、と考えさせるような始まりだった。
人が歳をとるとだんだん後に紡ぐ時代に不安を、
そして平和を願う優しさが濃くなってゆくのだろうか。
人の心に訴えかけることのできる術を与えられたものは、はたして義務感からなのか、本能からなのか、それを表現に変えて後に遺していくんだろう。
ハウルの動く城は、以前までの宮崎作品の中でも最も優しい映画だ。
たとえば戦争というテーマは沢山宮崎作品の中で扱われてきたけど、
ナウシカの時と、紅の豚の時、そしてハウルでの表現とでは、全く違う。
寂しさも哀しさも憤りも老いも何もかも、
全て包み込んでもうとにかく優しいだけだ。
でも別にそれを全て拾って考えなければならないわけではない。与えられているのではなく与えているわけでもなく、気づけば作品に同化してしまう。
わたしはずっとハウルに恋をするし、愛らしいキャラクターの動きに一喜一憂する方が忙しかった。
印象的だった場面をひとつ。
中盤に、ソフィが「歳を取ると大切なものから離れることがカンタンになるのよ。」というような事を言って、全てを捨ててハウルについて行こうという気持ちを伝える場面があった。
歳じゃないね、その理由は確実に歳じゃないよね、ハウルが好きで好きでたまんないからだ。
私も人を好きになるといつもそういう気持ちで今までのものからポンと離れて走っていってしまうのだけど、いつの間にかいつも何処かでそれを通り越して、何で走ってるのかよくわからなくなってしまってる。
ほんとうに大事なものはとってもとっても大切に愛で守りたい。それが何にせよ、心に留めておくものはいつもぶれてしまってはいけない。
蛇行してしまうのは若さゆえなのかもしれない、だけどそうやって今まで通り越してしまってきたもの、そういうことを思い出して胸が痛んだ。
ところで木村拓哉のハウルがめちゃくちゃいい。手がやばい、クネクネしてしまう。
アシタカ以上に惚れた。
多分今回は5000円以上払ってもいいくらい、何回でもハウルに会いにいきたくなったよ。
メロメロだよあんた。
ひとりでお酒を飲むのもすきで、ひとりごとはすごいするし、
だから煙草もなかなかやめられないのだけれども、
それを「寂しいね」といわれると「そうでもないよ、好きでやってるから」と答える。
事実そうだ、だけどいつも寂しくてたまらないのだ。
寂しさはどうすることもできない、
だから自分自身と居たくなってしまうのかもしれない。
押し込めるのは哀しい、いつも宮崎駿の作品を見ると、そんなことを考える。
そういうわけで「ハウルの動く城」をみてきた。
わたしたちは、いつも刺激が必要なわけではないし、刺激がないからつまらないなんてことはない。
ドラえもんの日本誕生を見たときも感じたけど、
前作までは、どかんの上で夏休みは海か、山か、じゃぁ山も海も一緒に楽しんじゃおう、とかそういういう大冒険のきっかけから一転、
冒頭からのびたのママは環境問題に取り組むし、それぞれキャラクターが現代に対して疑問をもち、よりよい環境ってなんなんだろう、と考えさせるような始まりだった。
人が歳をとるとだんだん後に紡ぐ時代に不安を、
そして平和を願う優しさが濃くなってゆくのだろうか。
人の心に訴えかけることのできる術を与えられたものは、はたして義務感からなのか、本能からなのか、それを表現に変えて後に遺していくんだろう。
ハウルの動く城は、以前までの宮崎作品の中でも最も優しい映画だ。
たとえば戦争というテーマは沢山宮崎作品の中で扱われてきたけど、
ナウシカの時と、紅の豚の時、そしてハウルでの表現とでは、全く違う。
寂しさも哀しさも憤りも老いも何もかも、
全て包み込んでもうとにかく優しいだけだ。
でも別にそれを全て拾って考えなければならないわけではない。与えられているのではなく与えているわけでもなく、気づけば作品に同化してしまう。
わたしはずっとハウルに恋をするし、愛らしいキャラクターの動きに一喜一憂する方が忙しかった。
印象的だった場面をひとつ。
中盤に、ソフィが「歳を取ると大切なものから離れることがカンタンになるのよ。」というような事を言って、全てを捨ててハウルについて行こうという気持ちを伝える場面があった。
歳じゃないね、その理由は確実に歳じゃないよね、ハウルが好きで好きでたまんないからだ。
私も人を好きになるといつもそういう気持ちで今までのものからポンと離れて走っていってしまうのだけど、いつの間にかいつも何処かでそれを通り越して、何で走ってるのかよくわからなくなってしまってる。
ほんとうに大事なものはとってもとっても大切に愛で守りたい。それが何にせよ、心に留めておくものはいつもぶれてしまってはいけない。
蛇行してしまうのは若さゆえなのかもしれない、だけどそうやって今まで通り越してしまってきたもの、そういうことを思い出して胸が痛んだ。
ところで木村拓哉のハウルがめちゃくちゃいい。手がやばい、クネクネしてしまう。
アシタカ以上に惚れた。
多分今回は5000円以上払ってもいいくらい、何回でもハウルに会いにいきたくなったよ。
メロメロだよあんた。
by gy55us
| 2004-11-26 01:33
| 映画